- ヒロミンの記事一覧
- エヌビディアはじめ半導体株がもたついてるワケ?<ヒロミン>
- 2024年09月02日
こんにちは!米国ハイテク株投資家のヒロミンです。台風10号、とりあえず関東に関しては峠を越しましたか!?大変でしたね。
さて、先週の米国株市場はダウ平均が連日で最高値を更新した一方、ハイテク株比率の高いナスダックはもたつく展開が続きました。主要指数の週間騰落率はこの通り……
ダウ平均 41,563.08 △0.9%
S&P500 5,648.40 △0.2%
ナスダック 17,713.62 ▼0.9%
ラッセル2000 2,217.63 ▼0.0%
ナスダックは8月初頭の「雇用統計ショック」を経て、2週連続でプラスの回復をみせていましたが、8月最終週はこの通り息切れ気味です。
(ナスダック=年初来)
その要因は半導体株が思った以上にもたついていることです。半導体株に絞った週間騰落率の一覧がこちら……
エヌビディア 119.37 ▼7.7%
マイクロン 96.24 ▼6.4%
AMD 148.56 ▼4.1%
ラムリサーチ 821.01 ▼3.1%
アプライド 197.26 ▼2.7%
ブロードコム 162.82 ▼2.1%
アーム 132.88 ▼2.0%
ASML 903.87 ▼0.4%
TSMC 171.70 △0.2%
クアルコム 175.30 △1.0%
マーベル 76.24 △6.1%
とくにエヌビディアは、先週文句のない好決算を発表したにもかかわらず、株価は週間で7.7%も下落しました。マイクロン、AMD、ブロードコムなど、今年の半導体株市場をけん引してきた大型の半導体株ほど、下げています。
(エヌビディア=年初来)
これに対する投資家心理を筆者なりに想像してみると、こんな感じでしょうか。
マイクロソフト、アルファベット、アマゾン、アップルなどなど、大型テック各社が生成AIブームに対して、膨大な投資、つまり半導体を購入し続けてきましたが、それに対する収益はいつになったら上がってくるの?
意外に時間がかかっているよね!本当にマネタイズできるのか?不透明なら好調なうちに半導体株は一旦利確しておいた方が利口だね。という感じじゃないでしょうか?
ただ半導体株の中でも、大型株から中小型株へ、物色の対象も変わっているようです。マーベルの急騰などはその象徴です。
(マーベル=年初来)
今週は前回「雇用統計ショック」の起点となった指数の8月版がずらりと更新されます。
3日(火)のISM製造業景況感指数、5日(木)のISM非製造業景況感指数、そして6日(金)の雇用統計がそれですね。
これまた要注目です。
- ナスダック、2週連続上昇!<ヒロミン>
- 2024年08月26日
こんにちは!米国株投資家のヒロミンです。いやあ、ようやく朝晩には少しだけですが秋の気配を感じられるようになりましたね。今朝は雲ひとつない青空の先に富士山がくっきりと姿を現しています。
さて米国株市場はジャクソンホール会議を無難に乗り切り、主要指数はそろって2週連続で上昇しましたね。
週間騰落率はこの通り……
ダウ平均 41,175.08 △1.3%
S&P500 5,634.61 △1.4%
ナスダック 17,877.79 △1.4%
ラッセル2000 2,218.70 △3.6%
ナスダックはかなりに水準まで戻してきました。またラッセル2000は急上昇しています。
(ナスダック=過去6カ月)
続いて主要なハイテク株の週間騰落率です。
パロアルト 350.75 △5.0%
AMD 154.98 △4.3%
アーム 135.63 △4.1%
エヌビディア 129.37 △3.8%
マーベル 71.84 △3.6%
ヌー 14.42 △2.3%
テスラ 220.32 △1.9%
ネトフリ 686.73 △1.9%
アルファC 167.43 △1.6%
メルカドリブレ 2,000.31 △1.1%
~~~~~~~~~~
アップル 226.84 △0.4%
メタ 528.00 △0.1%
アマゾン 177.04 ▼0.0%
マイクロソフト ▼0.4%
プラットフォーム戦略が功を奏し、好決算を発表したパロアルトの上昇が目立っています。良かった!それとAMD、アーム、エヌビディアなど半導体が順調に戻してきています。
(パロアルト=過去6カ月)
(アーム=過去6カ月)
というわけで筆者の資産はドルベースでは週間で増加したものの、9月の利下げが確実視されたことで円高が進み、円ベースではマイナスとなりました。
今週は28日(水)のエヌビディアの決算、30日(金)に発表される7月の個人消費支出(PCE)物価指数に注目です。
- ナスダック、5週ぶりに反発!<ヒロミン>
- 2024年08月19日
こんには!米国ハイテク株投資家のヒロミンです。いやあ~米国株市場、ようやく反発しましたね。とくにナスダックとS&P500に関しては週間で5週ぶりの上昇となりました。やれやれ(~_~)一段落です。
主要指数の週間の上昇率はこの通り……
ダウ平均 40,659.76 △2.9%
S&P500 5,554.25 △3.9%
ナスダック 17,631.72 △5.3%
ラッセル2000 2,141.92 △2.9%
(ナスダック=過去6カ月)
先週発表されたPPI、CPI、小売売上高が相次いで好感された結果ですね。
主要ハイテク株の個別の週間騰落率はこの通り……
エヌビディア 124.58 △18.9%
マイクロン 107.99 △16.0%
マーベル 69.32 △14.5%
ヌー 14.09 △13.6%
ブロードコム 165.72 △11.8%
アーム 130.30 △11.4%
AMD 148.56 △10.6%
アプライド 207.90 △8.8%
テスラ 216.12 △8.1%
ラムリサーチ 871.14 △7.8%
パランティア 32.08 △6.9%
ご覧のように、半導体株が軒並み急上昇に転じています。
(エヌビディア=過去6カ月)
結局、今回に暴落騒ぎはいったい何だったのか?
簡単に総括してみると、もともと過熱し過ぎていた半導体株が予想外に軟調だった7月の雇用統計を機に急落し、プチバブルが崩壊したということですね。
その陰には、日銀による予想外の利上げにともない円キャリー取引きの巻き戻しも重なった面もあります。
逆に言えば、荒療治になりましたがガス抜きが出来てむしろ良かったのではないでしょうか?
注目される今週の予定です。
やっぱり22日(木)~24日(土)に開催されるジャクソンホール会議ということになりそうです。
パウエルさんからどんな利下げペースが示唆されるのか?着目したいと思います。
- 依然下げ止まらない大型テック株!<ヒロミン>
- 2024年08月12日
こんにちは!ハイテク株投資家のヒロミンです。パリオリンピック、閉会しましたね。まだまだ猛暑は続くとはいえ、少しは正常な睡眠ペースを取り戻せるといいですね。
さて先週の米国株市場はというと、反発する銘柄が増えてはきたものの、週間ではまだまだマイナス基調が続いています。主要指数の週間騰落率はこんな具合….
ダウ平均 39,497.54 ▼0.6%
S&P500 5,344.16 ▼0.0%
ナスダック 16,745.30 ▼0.2%
ラッセル2000 2,080.92 ▼1.3%
下落幅はずいぶん下がってはきましたが、これでダウ平均は2週連続、S&P500とナスダックに至っては4週連続の下落に沈みました。まだまだ上昇の兆しは見えません。
(ナスダック=過去1年)
主要ハイテク株の先週の騰落率をみると、反発した銘柄が確かに増えてきましたが、大型テック株のほとんどは依然としてマイナスのままです。以下、個別銘柄の週間騰落率です。
インテル 19.71 ▼8.2%
テスラ 200.00 ▼3.7%
エヌビディア 104.75 ▼2.4%
アルファC 165.39 ▼1.8%
アップル 216.24 ▼1.7%
マイクロソフト 406.02 ▼0.6%
アマゾン 166.94 ▼0.6%
AMD 134.27 △1.3%
アーム 117.00 △3.1%
ネトフリ 633.94 △3.3%
メタ 517.77 △6.1%
パロアルト 331.48 △8.5%
TSMC 167.12 △11.5%
パランティア 30.01 △21.30%
(エヌビディア=過去1年)
長らくハイテク株をけん引し続けてきたエヌビディアは、いまだ4週連続で下落中です。
ただ、反発が目立つ銘柄も確実に増えており、パランティアに至っては先週一週間でなんと21.3%も急上昇しました。
(パランティア=過去6カ月)
ハイテク株は今週こそは5週ぶりに上昇に転じることができるのか?そのすべて今週の重要インベントの結果次第と言えます!
まず13日(火)は7月の生産者物価指数(PPI)、翌14日(水)には7月の消費者物価指数(CPI)と物価指数が続きます。さらに15日(木)には7月の小売売上高の発表もあります。
これらの結果が順調にインフレ鈍化を示唆しつつ、景気後退懸念を否定する結果となれば、ハイテク株は一気に反発するはずです。
しかし反対に、もしもそれらが逆の結果に傾いたなら、残念ながら筆者も遅ればせながら大胆な行動に出なければならなくなります。それだけに今週は指標結果の一挙手一等側に目を凝らさなければなりません。
- マーケットが壊れた!?いきなり正念場に<ヒロミン>
- 2024年08月05日
こんにちは!米国株投資家のヒロミンです。いやあ、先週の米国株市場は雇用統計をきっかけに怒涛の暴落相場となりましたね。
主要指数の週間、およびここ3週間の下落率をまとめると…..
(週間)(3週間)
ダウ平均 ▼2.1% ▼0.7%
S&P500 ▼2.1% ▼4.8%
ナスダック ▼3.4% ▼8.8%
ラッセル2000 ▼6.7% ▼1.8%
とくにナスダックにいたっては、ここ3週間で8.8%下落したほか、7月10日につけた直近最高値からの下げ幅が10%に達し、立派に調整局面入りしたことがわかります。
(ナスダック総=過去1年)
主要ハイテク株のここ3週間の下落率を大きい順に並べるとこんな感じです。
インテル ▼37.7%
アーム ▼37.4%
マイクロン ▼30.6%
ASML ▼26.5%
マーベル ▼19.5%
ヌー ▼18.6%
エヌビディア ▼17.0%
アマゾン ▼13.7%
テスラ ▼16.3%
マイクロソフト ▼9.9%
アルファC ▼9.8%
アップル ▼4.6%
メタ ▼2.2%
ハイテク株というくくりでは全面安だったわけですが、ひと言でまとめれば今年上期に絶好調を博した半導体株が軒並み大幅下落したということです。
ここまで半導体株をけん引したエヌビディアはここ3週間で17.0%下げたほか、先日6月18日につけた過去最高値からはちょうど20.9%下落したことが分かります。
(エヌビディア=過去1年)
ここまで来ると、筆者としてはコロナ後に急落した2022年を思い出さざるを得ません。あの年はコロナ禍で巣篭り消費に踊って大幅上昇した2021年から一転、2022年を通じて下げが下げを呼ぶような下落相場がなんと1年も続きました。
当時のデータを振り返ると、ナスダックは年間で33.1%下落、筆者が最も多く保有していたアマゾンに至ってはなんと年間で49.6%も下げました。わずか1年間で株価は半分になったんです。要はマーケットが壊れてしまった1年間だったわけです。
米国経済がついに景気後退に突入したとの声も聞こえはじめた今後、当時と同じ状況になる!?と考えるのもやむ得ない状況です。
さてどうすか?今週は本当の正念場をいきなり迎えたと考えています。
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